女性鍼灸師のクセ強めの日常

お灸大好きアラフィフ女性鍼灸師が日常のこと、たまに鍼灸のことをつぶやきます

自分に合った仕事環境を探すのは大変

そろそろ、はり師・きゅう師の国家試験の結果が出る時期でしょうか。

結果が出る前から持ち帰れる問題用紙に自分の答えをチェックしておいて、おおよその点数は把握できますが、正式な結果通知が来るまでは落ち着かないものですよね(私だけだったかな)

 

私は2008年に資格取得したので、15年ほど前になりますが、国家試験が終わった後は燃え尽き症候群のような感じになってしまいました。

座学が本当に嫌だったので(笑)勉強から解放されたとたん気が抜けちゃいましたね(^_^;)

 

卒業後は、就職や進学、研修、開業などいろいろ方向はあります。

私も今は自宅で仕事ができていますが、ここまで来るのに治療院で働いてみたり、一時はまったく違う仕事をしていたこともあります。

 

治療院に至っては、入って働いてみないと見えない部分が見えて、合わないと思ったら割と早く辞めて他へ移っていました。

思い出すと結構あちこちいきました( ̄∇ ̄;)

 

ある治療院では、勉強として入らせてもらったので、お給料は出ず、でも一般の方へのセミナーや鍼灸師の集まるセミナーへの頻繁な参加を要請され、でも交通費は自腹、他の治療院でバイトをしていましたが、とても費用が追い付かず勉強させてもらうのを断念して辞めたところもありました。

 

ある治療院では、私のやり方が気に入らないのかw気になるのか、施術方法にどうしてこのツボを使ったのか?とか、なぜそれをする必要があったのか?とか特別変なやり方をしていなかったのですが、とにかく私のやることにいろいろ理由を求められ、患者さんとの話し方を注意されたり、しまいには声が大きいとまで言われてしまい、精神的に参ってしまい辞めた経験もあります。(洗濯の干し方まで注意されたっけ…)

 

一番長く働いたところで4年くらいでしたが、辞めたきっかけは、私を家政婦発言したことでした。

うっかり口を滑らせたような感じでしたが、人ってうっかり出た言葉が本心って思っているので、その発言を聞いたとき、「あぁ私って、一スタッフではなくて家政婦扱いだったんだ」と一気に冷めたのを今でも覚えています。

(家政婦というお仕事を軽視しているわけではありません。不快に思われたらすみません)

その治療院では、私以外のスタッフを「先生付け」していたけれど、私はそういえば「さん付け」だったな。と、そういう部分でも扱いの差が出ていたんだなと、あとから思いだしました。

私を気に入ってくださり、定期的に施術を受けに来院していた方もいらっしゃいましたし、自分はスタッフだと思って、一生懸命雑用も含めて頑張っていたのにがっかりしたものでした。

 

施術技術だったり、治療院のこだわりの部分だったり、勉強になったことは多くありましたが、時間の制限や、治療院の決まった範囲での施術方針が私には窮屈に感じてしまったのが一番多かった続けられない理由だったように思います。

 

自分に合った仕事環境を見つけるのって本当に大変ですよね。

仕事内容、収入、時間、場所、人間関係、健康面など、どこと自分の重要度を置くか。

全部100%当てはめるのは無理ですもんね。

 

今は年齢も若いとは言えないので、体調面を第一に大切にし、無理のない範囲で仕事をしようと自宅開業という形に収まりました。

まだまだ改善点は山ほどありますが、定年のない職業ですから、体が動く限り納得できる形を作って続けていきたいと思っています。